映像授業の配信について①

今回は教える側向けの記事になります。

2021年4月現在、コロナはまだまだ収まらず、東京都では再度緊急事態宣言が出される予定です。現在のところ学習塾が休業の対象となる予定はありませんが、万が一に備えてオンライン授業を展開できるだけの設備は維持していく予定です。

さて、TRAINでは前年の一斉休校の際から映像授業を取り入れて試行錯誤しながら運用しています。インターネットで検索しても、小規模向けな映像設備について記された情報が少なく、「結局何を準備すればいいの?」ということをスパッと書いた記事がありません。

そこで、今回は自分が試した範囲で最低限必要なものをご紹介できればと思います。これから環境を構築しなければならない方などがおりましたらご参考にしていただければと思います。

カメラの準備

カメラはwebカメラや一眼レフなどいくつか選択肢がありますが、LIVE配信を行うのであればハンディカムが最もコスパがよく、操作性もよいです。

webカメラでは解像度に不安があり、一眼レフではオーバースペックです。、カメラ自体が高機能だったとしても、回線速度の都合でそれほど高解像度のデータが送れるわけではありません。よほどの大ホールなどであればともかく、一般的な教室で授業を撮影するのであれば、そこそこのハンディカムを新品買えば十分です。

最安値を目指すなら
ドンキホーテの情熱価格の4kビデオカメラ

がいいのではないでしょうか。15,000円前後の価格で格安ですが画質も授業配信に十分耐えます。後で紹介するアダプタなどの追加品も必要ないので設定も簡単です。

ただ、ホワイトボードで授業をするとセンサが「白飛び」と誤判定してやたら画面が暗くなります。授業を受ける側で明るさを最大にする等の操作をしないと若干見にくいです。(このセンサを無効化する設定は見つけられませんでした。)また、1年くらいで端子の接触不良からPCから認識されなくなった個体もあったので、値段的にも消耗品と割り切りましょう。

もうワンステップよい画質を目指すなら、

ソニー SONY HDR-CX470 W

このあたりがちょうどいいのではないでしょうか。これ以上の上位モデルになると、給電しながらの撮影ができなくなるそうなので、映像授業向きとはいえません。こちらは35,000円くらいでした。

ただ、こちらはそのままPCにつなげてもwebカメラとして認識されないので別途アダプターを購入する必要があります。アダプターは高いのから安いのまでありますが、このあたりが十分です。

サンコー thanko SHDSLRVC

マイクの準備

マイクは教室の環境によってかなり差がでるので、一概にこれがいいとはいいにくいです。いろいろ試していくしかないかもしれません。ただ、授業の形態によって変わってくるかと思います。

完全オンラインで講師しか教室にいない環境であれば、以下のようなピンマイクでもいいでしょう。

FIFINE USBピンマイク ミニクリップマイク

ただ、どうしても授業の場合は在宅ワークのweb会議と違って、動きながら前を向いて話さなければならないため、意外と音を拾いにくかったりします。

また、教室に他の生徒がいたりする状況を配信すると、講師以外の声を拾ってくれないためオンラインで受けている子には不便な環境となります。

そこで、当塾では結局これに落ち着きました。

アンカー Anker A3301011

教室内の音をわりとクリアに拾ってくれるので、部屋の真ん中らへんに置いておけばOKです。ただ、逆に部屋が狭すぎるとハウリングすることがあるので注意が必要です。

モニタ(大型ディスプレイ)

大人数の顔を見ながら授業をする場合は50インチくらいの画面があるといいかもしれません。置く場所の問題もあるので、正直なところなくても全く問題ありません。

画質についてはもっと必要ないかと思いますので、買うのであればこのあたりでよいでしょう。


情熱価格PLUS 50V型

パソコンの準備

ZOOMが動く程度のPCが必要です。ノートPCならなんでもいい気がしますが、録画やメール送信なども必要になるのでそこそこスペックがある新しいものを用意しましょう。これについては他の人が検証してくれていそうなのでここでは割愛します。

個人的にはFrontierが好きです。

ケーブルなどを除けば、必要なのはこのへんでしょうか。接続の仕方などについては次回ご紹介できればと思います。

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